2004年4月 2日

通勤本

大塚英志、ササキバラ・ゴウ「教養としての<まんが・アニメ>」(講談社現代新書、2001)
これは面白い。もっと早く読めば良かった。なんか、この分野、というか世界というか、いったん分け入ったら奥が深くて際限なさそうで、気後れしてしまうのだ。森川さんの「趣都」も、レジに向かうべく手に取ったことさえ2度ほどあるんだけどまだ読んでいない。だって。なんか。

佐々木健一「美学への招待」(中公新書、2004)
書店でなんとなく。

大場秀章「道端植物園 都会で出逢える草花たちの不思議」(平凡社新書、2002)
再読。「建築あそび」のレクチャーでの、自分の道端の植物についてのおしゃべりに自分で刺激を受けて(ばかである)、また読みたくなったので。暖かくなって、路上雑草系が騒がしくなってきたし。最近。
この本はよい。路上のいわゆる「雑草」について、その振る舞いの特徴やルーツを解説している。ルーツ、というのはその植物の原産地についてと、特にその種の分類のされかたの歴史である。植物の分類というのはなかなか難しい問題(技術的な困難さもさることながら、「分類」を突き詰めて考えていくと認識論や存在論じみてくるので)なのだが、「歴史的にどのように分類して把握してきたか」というのはけっこう冴えたアプローチだと思う。それと、文章がすごくうまいのだ。語り口はやさしいが、知性と年季を感じさせる。

「往々にして帰化植物は原産地では決して見せることのない始末に負えない強靱さを示す。イタドリやスイカズラ、クズなど日本原産の帰化植物がどれほど手に余る帰化植物となっているかは、彼らを日本でのみ見ている限り理解できない。」

ううう。こういう調子、どっかでパクりたいくらい。

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