2004年7月 4日

アメリカ独立記念日(日本時間)

調布の関森農園ではイングリッシュラベンダーが旬だ。
調布も多分に漏れず、住宅地とパッチワーク状に錯綜した農地が、いきなり宅地に転用されて建設される中高層マンションが目立つようになってきた、東京近郊の私鉄沿線の典型的な風景を呈している。そんな中で頑張って農家をやっておられる関森さんは、畑の作物に名札をつけてみたり、洋野菜やハーブの栽培をしたり、最近はご自宅の一角で「ハーブ教室」を始めたり、と、いろいろな試みをされていて、それがなんか、周囲の宅地化に対する、農地の「適応」というか、「応答」のように見えてちょっと興味深い。
先週、母が通りすがりに関森さんのハーブ教室に紛れ込み、ラベンダーの花を使ったオーナメント作りを習って帰ってきた。いま、両親の家の玄関にはそのラベンダーが飾ってあって、ドアを開けると何とも言えない甘い香りが漂ってくる。

調布の路上ではエノコログサが旬だ。アスコンと縁石の隙間、風に揺れる緑色の小さい穂は沿道のグラスガーデンである。

我が家の庭では、富士山麓から来たルドベキアと、各種のギボウシと、3年越しでようやく咲いたアガパンサスが全開。ウドンコ病にやられていたヤマボウシ、フジバカマ、ユキヤナギ、ワレモコウらが、薬剤散布で完全復帰した(病気と害虫には薬剤を躊躇しないのが我庭の特徴です)。

ここ3週間ほどの通勤の友:

・前田愛「都市空間のなかの文学」筑摩書房、1982
実は、読んでいなかったのだ。駅前の古書店で見つけて買った。一緒に、
・上野俊哉「思考するヴィークル クルマ/速度/都市」洋泉社、1992
を買う。古書店ではつい、数冊まとめ買いをしてしまう。

・田川建三「キリスト教思想への招待」勁草書房、2004
実家で父が(なんのつもりか)貸してくれた。

・草野双人「雑草にも名前がある」文春新書、2004
まあまあ、面白かった。でも「雑草」という言葉については、いささか言いたいことがある。それは長くなるので後日。

・安田喜憲「文明の環境史観」中公叢書、2004
・沼田眞・岩瀬徹「図説 日本の植生」講談社学術文庫
・只木良也「森の文化史」講談社学術文庫、2004
エコロジーとナショナリズムは親和性が高い。「エコロジズム」はそういう文脈で注視したほうがよくわかる、と思う。ところで、狭い知見での勝手な印象だが、沼田氏にはなんとなく射程距離の遠さというか、思想の大きさのようなものを感じて、僕は好きである。

・鷲田清一「顔の現象学」講談社学術文庫、1998
・小沢牧子・中島浩籌「心を商品化する社会」洋泉社新書y、2004
・大場秀章「花の男シーボルト」文春新書、2001
ぼくはすっかり大場氏のファンになったので、今後、これまでの著作そのほか、コレクションが始まる予定である。

トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://fieldsmith.net/mt/mt-tb.cgi/138

コメントする