2004年12月14日

風景の哲学、ほか

今週の通勤本。

■安彦一恵、佐藤康邦編「風景の哲学」ナカニシヤ出版、2002

ちょっと思うところがあって再読。「哲学者」による風景論考集。しかし、最近、電車の中で眠くて、なかなかページが進まない。就寝前の布団の中、朝のトイレ、通勤行き帰りの電車の中、というのは僕の3大読書時間なのだが、疲れているからか、横になるとすぐに眠り落ちてしまうし、電車の中でも眠くなったりすると、貴重な読書時間が大幅に減ってしまう。たいへん困る。

安彦氏は滋賀大の先生で、オンラインでもとても面白い論文も読める。風景論関係の書籍文献データベースもある。青弓社から「景観を再考する」という、パルテノン多摩が主催した連続講演を記録した本が出ているのだが、これが面白い。都市景観、特に電線の地中化などについて積極的に発言している経済学者、松原隆一郎氏が安彦氏の論旨に文句をつけていて、ちょっとした論争の体裁になっている。

そういえば、先週、五十嵐太郎さんや佐々木葉さんと、「どうして松原氏はあんなに電線地中化にこだわるのか」という話になったとき、佐々木先生いわく「きっとさ、小さい頃に、一生懸命手作りした凧が電線に引っかかって破けちゃったのよ。あ、それとも、始めてのデートのあとで彼女を送っていったとき、電線にとまってたカラスの糞が頭に落ちたとか」

(追記: でも僕は、「ふつうに空を見せろ」から出発している松原氏の議論には共感するわけです。やっぱりそれがないとさ。)

■難波江和英、内田樹「現代思想のパフォーマンス」光文社新書、2004

■志村史夫「『水』をかじる」ちくま新書、2004
いや、もう、先週までのように、「都市と水」関係の本を何冊も鞄に入れて持ち歩く必要もないのだが、なんとなく。

■日本造園学会誌「ランドスケープ研究」VOL.68 No.2, Nov. 2004
通勤「本」じゃないのだが、今号は興味深い内容なのだ。なにせ、特集が「美しい国づくりとランドスケープ」。特集とは関係ないが、三谷徹さんの、品川セントラルガーデンの「形態言語」に関する論文が面白い。いろいろと思いつくことがある。これはまたあとで。

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