味噌煮込みトーマス
土曜日。
朝一番でレンタカーを借り、カーナビを金沢八景にセットして関東学院へ。中津さんに、この秋から僕がお手伝いする、学部2年のスタジオの講評をやるので、参考に見ておくように、とお誘い頂いたため。「ご家族でどうぞ」と言われたので、本当に家族4人で出かけた。
調布〜横浜市金沢区の距離を甘く見ていたため、着いたのは終了30分前。教室ではすでに最後から2番目のグループがプレゼン中だった。失礼なことをしてしまった。
いやしかし、学部2年って、みんなほとんど「子供たち」のように若い。こんなだったっけ。数えてみたら、彼ら(の大部分)とは20歳も開きがある。生物学的な子供としても法的にあり得る年齢差。いつの間に、いったいどうしてこんなことに。
会場には中津さん田島さん田中キミさん納村さんが椅子に並んで足と腕を組んで座っていて、まるで東京キャナルの再来のよーであった。クリティークも、田中さんがクールに淡々と分析し、納村さんが後輩に話すみたいに励まし、中津さんが関西弁で締めを述べ、田島さんが「まとめ」をするという、キャナルそのまんま。
発表されていた成果品は、思ったよりもずっと達者な、それなりに見応えあるものだった。まあ、隙だらけで稚拙だが、それでも「否定するよりも補強したくなる」ようなものだった。僕は、自分が学部2年のときにどんなだったか、を思い出して、あまり(というかまったく)期待をせずに出向いたのだが、良い意味で裏切られた。20年前の自分を深く恥じる。
中津さんは、最初の頃に比べると雲泥の差だ、と言っていたが、その「泥」のときを想像するのはちょっと怖いものの、最後にこんなふうにインプルーブしてくれるのなら、そんな「手応え」の悦びがあるなら、スタジオを見るのもぜんぜん悪くないぞ、と期待を抱いた発表会でした。
日曜日。
急遽、現場へ出かけた妻は留守、僕は子守り(最近、週末はこればっか)。午前中、NHK教育の「新・日曜美術館アーキグラム展←まちがえたアーキラボ展だ、訂正。五十嵐太郎氏出演」を観る。つくづく、五十嵐さんはこういうの適任である、と思う。なんか、落ち着いて観ていられる。はなさんとのカップリングがまた絶妙である。この出演者の組み合わせで、シリーズ化してほしいくらいだ。「趣味の園芸」みたいに。「趣味の建築」。妻に頼まれて録画した。たぶん再放送があると思うが、「見逃した、DVD貸してくれ」という方はお申し出ください。
外がやけに寒かったので、子供たちと一緒に終日家で過ごした。子供2人とも機嫌がよく、おだやかな一日だった。。。7ヶ月の長女が、僕が食べようとしていた味噌煮込みうどんの丼に手を伸ばしていきなりひっくり返し、中身がソファーと絨毯と、2歳の長男が組み立てつつあったプラレールの上に飛散して、リビングが「戦場」と化すまでは。


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