東京キャナルふたたび、じゃなく
火曜日。
関東学院で、非常勤としてお手伝いする演習科目の打合せに、久し振りに三田のNOPEへお邪魔した。遅刻してしまい、駆けつけた会議スペースには、中津さん田島さん納村さん田中キミさんとTAの院生お二人。
メンツもノリも、まるで去年の「東京キャナル」の打合せみたいであった。
この演習の目指すところや、専門コース全体の中での位置づけはよくわかった。課題とワーキングの細かい具体的なことはこれから急いで詰めるということに。ただし、演習の「狙い」から言って、あらかじめ全てのプログラムや提出物の形式を決めておくことが難しいため、ある程度はアドリブ(というか、クラスの様子を見つつ、その都度修正したり思いついたりする)になりそうだ。人にちゃんと「教える」という経験は、20年くらい昔の「教育実習」以来である。お引き受けしておいてこういうことを思うのもなんだが、僕自身がこの仕事に向いているかどうかすら、やってみないと何とも言えないし。
木曜日。
先月受けた取材記事のチェック用原稿が届いた。
内容よりもまず、記事の文章というか文体というか、えくりちゅーるというか、何と言うんでしょう。テキストの「ノリ」にちょっと吃驚してしまった。朝日新聞の「be」に掲載された記事に似ている。女性誌や、通販のカタログ雑誌や、グルメガイドのコラムとかでよくお目にかかるような「感じ」である。いや、そのことについて、決して文句を言ってるわけではないが、あらためて、自分がサブジェクトである文章を読んでみて、メディアごとの記事の「作法」の違いに驚いてしまったのだった。
まあ、僕が普段接してる(読んだり書いたりしてる)媒体の「テキストのノリ」のほうが「特殊」なんだろうけどな。そういう意味じゃあ、僕も自分の居心地のいい、慣れた「作法」でしか書けないのだろうし、それに慣れてしまっているがために、自分が見聞きする物事を、この作法に乗るように無意識に取捨選択しているのかもしれなくて、先日西村佳哲が書いていた「とりあえずどこかで読んだような雑誌記事のプロトコルに当てはめてブログに載せることで参加気分を得てしまうのは、個人的なはずの経験を貧しくしてしまってませんか」という警句はぜんぜん他人事じゃないぞ。再起動再起動。
日曜日。
投票所で青い風船をもらった息子はおおよろこびであった。夜、ニュースを見て、僕の票は「焼け石に水」であったことが判明。涙。


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